小野田医院

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コラム

便潜血陽性に関するよくある質問(FAQ)

便潜血陽性に関するよくある質問を、川崎市宮前区の小野田医院が解説します。

Q1. 便潜血検査が陽性とはどのような状態ですか?

A. 便潜血陽性とは、肉眼では見えない微量な血液が便に混じっている状態です。

これは消化管(主に大腸)のどこかで出血が起きていることを意味しており、大腸がんやポリープなどを早期発見するための重要なサインとなります。

Q2. 便潜血検査が陽性になる原因・考えられる病気は何ですか?

A. 便潜血検査が陽性になる主な原因として、大腸がん(結腸がん・直腸がん)、大腸ポリープ、痔(いぼ痔・切れ痔)、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、大腸憩室症などが考えられます。

Q3. 便潜血検査で陽性になった場合、大腸がんの確率はどれくらいですか?

A. 便潜血検査が陽性となった方のうち、大腸がんが見つかる確率は約2〜3%(または約5%前後)です。

しかし、大腸がんの原因となりうる大腸ポリープが見つかる確率は約30〜50%にのぼるため、陽性反応を放置しないことが重要です。

Q4. 2回の検査で「1回だけ陽性」でした。精密検査は必要ですか?

A. 1回だけの陽性でも、必ず大腸カメラによる精密検査が必要です。

がんやポリープは常に常時出血しているわけではないため、1回でも陽性が出た場合、約半数にポリープなどの腫瘍性病変が、約1%に大腸がんが見つかると報告されています。

Q5. 便潜血検査が陽性になったので、もう一度再検査をしてもいいですか?

A. 便潜血検査のやり直し(再検査)は推奨されておらず、意味がありません。

たとえ再検査で陰性になったとしても、出血が一時的に止まっていただけで病気を見逃す危険性があります。
1度でも陽性になったら、必ず大腸カメラ検査を受けてください。

Q6. もともと痔があるのですが、陽性になったのは痔のせいでしょうか?

A. 痔が出血の原因であることも多いですが、「痔のせいだ」と自己判断するのは大変危険です。

痔の症状だと思っていても、実際には大腸がんや大腸ポリープが隠れている可能性があるため、必ず精密検査で腸内を確認する必要があります。

Q7. 便潜血検査が陽性になった場合、何科を受診すればいいですか?

A. 消化器内科、または大腸内視鏡検査を専門とするクリニックを受診してください。

原因を特定するためには「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」が必要となるため、同検査を実施している医療機関を選ぶことが重要です。

Q8. 便潜血陽性と判定されたら、いつまでに精密検査を受けるべきですか?

A. 陽性と指摘されたら、できるだけ早め(目安として1〜3か月以内)に大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。

検査を1ヶ月以上先延ばしにするごとに、がんが進行して治療が遅れるリスクが高まるというデータもあります。

Q9. 腹痛や血便などの自覚症状が全くないのですが、精密検査は必要ですか?

A. 自覚症状がなくても精密検査は必要です。

初期の大腸がんや前がん病変であるポリープは、自覚症状がほとんどありません。
症状がない段階で便潜血検査をきっかけに早期発見・治療をすることが、大腸がんの予防において最も重要です。

Q10. 便潜血の精密検査としては、胃カメラと大腸カメラのどちらが必要ですか?

A. 便潜血検査の精密検査には「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」が必要です。

現在広く使われている免疫学的便潜血検査は、胃酸などで分解されやすい胃からの出血には反応しにくく、大腸からの出血を特異的にキャッチするように設計されているためです。

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