【特集】当たり前の生活が続けられるよう医療を提供する
小野田医院が「在宅医療」にかける想い
「川崎在宅医療相談室」をご覧の皆様、はじめまして。小野田医院、院長の小野田です。
当院は、地域の皆様が住み慣れた場所で安心して暮らしていけるよう、訪問診療(在宅医療)に力を入れて取り組んでいます。
記念すべき第1回目の特集記事となる今回は、私たちがどのような想いでこの情報サイトを立ち上げたのか、そして日々の診療にあたっているのかをお伝えしたいと思います。
目次
初めての「在宅医療」に戸惑う皆様の道しるべになりたい
この「川崎在宅医療相談室」を開設した最大の理由は、ご高齢になり初めて「在宅医療」に直面し、不安や戸惑いを抱えている方々のお力になりたいという想いからです。
外来への通院とは異なり、訪問診療や在宅医療というサービスは、多くの方にとって人生で初めて経験するものです。システムも違えば、受けられるサポートの形も異なります。右も左も分からない状態で、「誰に相談すればいいのか」「家族だけで介護を続けられるのか」と悩まれている患者様やご家族を、私はこれまで数多く見てきました。
これから川崎という地域でもますます高齢化が進んでいく中で、医療の現場に身を置く医師として、より多くの方々に「在宅医療」という選択肢を正しく知っていただきたい。まずはこのサイトを通じて1から在宅医療への理解を深めていただき、皆様の心の助け、そして日々の生活や介護の助けとなる「きっかけ」になればと強く願っています。
「病気」を治すだけでなく、「生活」を支える医療へ
私が現在のような地域医療を志したきっかけは、40代前半、病院で勤務医として働いていた頃の経験にさかのぼります。
当時は連日のように長時間の過酷な手術をこなし、目の前の命を救うことに必死な日々を送っていました。しかし、医療現場が徐々に細分化・専門化していく中で、ふと「自分は患者様を『病気』という枠組みでしか見られていないのではないか」という強い葛藤を抱くようになったのです。
病院のベッドで過ごす姿は、その方の人生のほんの一部に過ぎません。ご自宅に帰れば、家族との団らんがあり、趣味の喜びがあり、何気ない日常の営みがあります。 「ただ病気を治すスペシャリストで終わるのではなく、その人がその人らしく生きていくための『全人的な医療』を提供したい」。 そう強く願ったことが、患者様の人生に包括的に寄り添う現在の小野田医院の出発点となりました。
地域の皆様が、ずっと笑顔で暮らせるように
私たちのミッションは、「誰もが当たり前の生活を続けられるよう、医療を提供する」ことです。
年齢を重ねたり、病気が進行したりしてご自身の足で通院することが難しくなってしまっても、「来られないなら、そこで終わり」とは決して思いません。通えなくなったのであれば、今度は私たちがご自宅へ会いに行く。それが当院の訪問診療のスタンスです。
訪問診療は、ただご自宅で診察や処方を行うだけのものではありません。
ご自宅にお伺いすることで、普段どのような環境で過ごされているのか、ご家族がどのような介護の負担を抱えていらっしゃるのかを肌で感じることができます。その「生活のリアル」を知って初めて、本当にそのご家庭に合ったオーダーメイドの医療をご提案できると考えています。
日々の健康管理はもちろんのこと、住み慣れたご自宅での心穏やかな最期をご希望される場合も、私たちが責任を持って最後までしっかりと伴走いたします[cite: 1]。
もし、このサイトをご覧になって少しでも在宅医療にご興味を持たれましたら、どんな些細な疑問や不安でも構いません。どうぞ私たちにご相談ください。
地域の皆様がずっと笑顔で暮らせるように、全力でサポートさせていただきます。
執筆・文責:小野田院 院長 小野田恵一郎