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大腸がん・胃がん

~胃がん~

こんな症状や状況はありませんか?

  • 長い期間胃痛が続く
  • 食欲不振が続く
  • 吐き気が続く
  • 胸やけがする
  • 家族に胃がんで亡くなった方がいる
  • ピロリ菌感染を指摘されている
  • ピロリ菌の除菌治療を行った事がある
  • 半年から1年で急に痩せてきた
  • 黒色便が続く

胃がんとは

胃の粘膜から発生し、がん細胞がどんどん増えて、全身に拡がってゆきます。
胃がんのほとんどは腺がんと呼ばれるものであり、“分化型”と”未分化型”に分類されます。
腺がんのほとんどは分化型であり比較的緩やかに進行していきますが、未分化がんの一部はスキルス胃がんとなり、進行した状態で発見されることもあります。

胃がんはがんの中で死亡数では3位(2020年)、罹患率では3位(2019年)であり、十分に注意が必要な病気の一つです。
一方で内視鏡を用いた早期発見、早期治療が非常に有効な疾患でもあります。

 

胃がんとは(特徴・原因)

胃がんを発症する最も大きな原因はピロリ菌の感染です。
胃の粘膜にピロリ菌に感染する事で慢性的に炎症が起こり、炎症による粘膜の変化”萎縮性変化”が起こります。
この萎縮性変化が起こった粘膜に胃がんが発生すると考えられています。
胃がんの多くは、早期発見と早期治療によって完治が可能です。

ピロリ菌は衛生環境が劣悪なところに存在します。
現代社会は上下水道共に整備されてきており、衛生環境が改善されるに連れて罹患率はゆるやかに下降してきている傾向にあります。
死亡率は急激な減少傾向にあります。
その背景にはピロリ菌感染者の減少や内視鏡検査(胃カメラ検査)の普及による早期発見・早期治療などの要因が挙げられます。

予防策と治療方法としては、

  • ピロリ菌に感染しない事
  • ピロリ菌に感染している場合は速やかに除菌を行う事

まずはピロリ菌に感染しているかどうかを胃カメラ検査で確認しましょう。
萎縮性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍と診断された方はピロリ菌に感染している可能性が高いため、ピロリ菌の検査を行います。

検査方法

上部内視鏡検査(胃カメラ)

口や鼻からファイバースコープを挿入して、胃の粘膜を直接観察する検査です。
最近では特殊光による観察により、胃バリウム検査では発見が困難であった突起のない平坦な病変や微細な病変の発見も可能です。
ポリープや潰瘍・炎症・がんの有無を調べて、病変を発見した場合はその場で組織を採取し、病理組織検査を行う事で、確定診断することができます。

~大腸がん~

こんな症状や状況はありませんか?

  • 便潜血陽性と健康診断で言われた
  • 便に血がついている
  • 下痢が血便状態である
  • 下血しており、便器が真っ赤になっている
  • 吐いてしまう
  • 理由もなく貧血気味である
  • 腹部膨満感が強い
  • 黒色便が続く

上記に当てはまる方は、大腸がんを発症しているかもしれません。早期発見、早期治療により治る確率が高くなり、生存率が長くなります。医師に相談し、内視鏡検査を受けてみましょう。

大腸がんとは(特徴・原因)

大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんを大腸がんと言います。
日本人は、S状結腸や直腸にできやすいと言われています。
ほとんどの大腸がんは、良性の大腸ポリープがそのまま放置されてがんになります。
早期大腸がんや大腸ポリープは、内視鏡検査時に発見でき、また発見されたらそのまま切除することが可能です。
大腸ポリープ切除は、将来の大腸がんを予防することにつながります。

大腸がんは初期症状がほとんど無い為、症状が出てから治療を開始することは手遅れになってしまう可能性もあります。
病変が小さい大腸がんの場合は、便潜血検査が陰性となることもあります。
医師に相談し、内視鏡検査を受けましょう。

検査方法

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

肛門からファイバースコープを挿入して大腸の粘膜を直接観察する検査です。
特殊光による観察のため突起のない平坦な病変や微細な病変の発見も可能です。
ポリープや潰瘍・炎症・がんの有無を調べて、病変を発見した場合はその場で組織を採取し、病理検査を行う事で、確定診断することができます。

川崎市のがん検診

  • 胃がん検診:胃バリウム検査、胃カメラ(経鼻、経口)
  • 大腸がん検診:便潜血検査(検便)
  • 肺がん検診:胸部レントゲン検査

内視鏡切除困難ながんが発見された場合はご希望の病院にご紹介いたします。
どこの病院がよいかわからない方は、ご相談しながら最良の病院をご紹介します。

症状のない方は健康診断、人間ドックとして上記検査や腫瘍マーカーなどが自費で可能です。

ご不安な方は当院での内視鏡検査をおススメいたします。

当院では胃・大腸カメラによる胃がんや大腸がんの診断を行っております。
初期のがんは自覚症状がないため、症状を感じた頃には手遅れとなっている事もあります。
しかし近年では胃・大腸カメラの精度が向上している事もあり、早期に胃・大腸カメラを受けて頂くことで内視鏡治療などより低侵襲な治療での根治が期待されます。

大腸がんは罹患者数(2019年第1位)や死亡数(2020年第2位)が増加しているので、発症リスクがあがる40歳以上の方は症状が無くとも定期的に内視鏡検査を受けていただくことをお勧めいたします。

当院は予約制です。まずは外来のご予約をお願いいたします。
検査のご予約は検査確定後に院内にて取得していただきます。
事前にご予約のうえ、まずはご来院いただけますと幸いです。