下記に当てはまる方は慢性腎臓病かもしれません
- 慢性的なストレスに悩まされている
- 不規則な生活が続いている
- 食生活が外食やコンビニ食である
- 夜中寝ている間に1回以上排尿のために起きる
- 靴や指輪がきつくなる
- 立ちくらみや貧血が起こりやすくなった
- 疲れやすく、常にだるい感じがする
- 息切れなどが頻繁に起こるようになった
慢性腎臓病とは
腎臓の働きが3ヵ月以上低下している状態のことです。近年では、20歳以上の成人の8人に1人である1330万人が患っているとされている新たな国民病とも言われています。慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease、CKD)はメタボリックシンドロームとの関連が高く、その発症は誰にでも可能性があります。腎臓は老廃物を尿として体外に排出したり、体液の量、血圧の調整、ミネラルや酸性・アルカリ性のバランス調整・ホルモン分泌、骨を健康に保つなど、体内の状態を正常に保つ重要な役割を担う臓器のため、慢性腎臓病により、腎臓機能の低下を起こすことで、さまざまな症状が生じます。進行度は5段階に分類されます。
慢性腎臓病の検査方法
尿検査:尿たんぱく1+以上
血液検査:血清クレアチニンが高い。腎臓の働き(GFR)が60ml/min/1.73㎡未満。
慢性腎臓病の発症原因
慢性的になストレスに悩まされている、不規則な生活が続いている、食生活が外食やコンビニ食が主であり、バランスの良い食をとれていないなど、生活習慣が悪いことで徐々に進行し、気付いた時には手遅れになっている場合があります。
慢性腎臓病と腎不全
慢性腎臓病であると脳梗塞や、心筋梗塞などの心血管系の疾患を発症する可能性が高まるとされています。さらに、進行して腎不全になると体内の状態を正常に保つことが出来なくなるため、最終的には人工透析や腎臓移植が必要になります。
慢性腎臓病の治療方法
腎臓はある程度まで病気が進行してしまうと、もとの正常な状態に回復することは難しいですが、塩分制限、タンパク制限、水分摂取、運動などの生活習慣の改善や薬物治療により病気の進行を遅らせることが期待できます。